協会は、多様な国際交流の推進と外国の方々に開かれた地域社会づくりを通じて、暮らしが息づく国際都市品川の発展に寄与し、もって世界平和の維持に貢献することを目的としています。
今日に至るまで
1984年10月、品川区長とアメリカ合衆国・メイン州・ポートランド市長との間で姉妹都市締結の調印が行われ、両区市の交流が始まりました。当時は、とかく国際間のことは、国レベルのものという認識から、"地方の時代"へと変わり、草の根交流の必要性が叫ばれていました。
品川区でも、国際間の親善交流は行政が主体的に行うより、区民レベルで行う方がより効果的という考えから、1985年3月、任意団体としての当協会が誕生しました。しかし、国際交流事業をさらに拡充し、将来にわたって継続性を堅持することから、協会の性格をより明確にし、組織的にも財政的にも安定したものとするため、翌年の1986年3月、任意団体から財団法人に移行しました。その後は、姉妹都市ポートランド市、友好都市ジュネーヴ市・オークランド市との交流などを通じて区民、市民の相互理解と友情を深めてきました。
そして、2012年4月1日からは、東京都から認定を受け公益財団法人として新たなスタートを切っています。品川区基本構想(平成20年)に掲げられている「暮らしが息づく国際都市品川区をつくる」という基本理念を踏まえ、協会は、区と連携しながら公益目的の各事業を推進しています。